テストでカンニングがありました。
今日、1人の子がテストでカンニングをしてしまいました。近くの友達に答えを聞こうとしてしまったらしいのです。
以前なら怒鳴っていたかもしれませんが、落ち着いて話す事が出来ました。
これらの本を読んでいたおかげです!
勉強していて良かった‼︎
特別支援教育の知識で全員を育てる! ユニバーサルデザイン学級への6原則
- 作者: 前田智行
- 出版社/メーカー: 有限会社教育報道出版社
- 発売日: 2018
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どうして答えを聞こうとしてしまったのか。どうしてカンニングをしてはいけないのかを一緒に考えました。納得して、反省している様子でした。その子にとっては良い経験になったのかなと思います。
さて、自分も反省しなくてはなりません。
『学び合い』で「みんなが分かるように」という事を語り続けてきました。その大切さや、「1人も見捨てない」ことが、どんな「得」になるかも。テストの点数はみるみる上がりました。
カンニングをしてしまった子はADHDの診断を受けており、今までは授業を受けることも出来ませんでした。
それが『学び合い』を始め、一生懸命に学び合うようになりました。今までは取れなかったような点数が取れ、喜ぶ姿も見られました。
短気なところがあり、今までは自分の思い通りにいかないと友達に殴りかかることがありました。それが、教えてくれた子に「ありがとう」とお礼を言えるようになりました。
ただ、自分の語りが、その子を含め一部の子のプレッシャーになってはいなかったか。『学び合い』が子ども達に「テストの点数が上がる手法」と捉えられてしまうような語りになっていなかったか。
押し付けの『学び合わせ』にならないように、『学び合い』の本質を語れるように気をつけて来たつもりでした。
うーむ。これから、どのように改善したら良いのか。
主任に話すと「あの子だからしょうがない。」と自分を励ます為に言ってくれました。でも「あの子だからしょうがない」で済ましてはいけないと思うのです。
教師である自分が「1人も見捨てない」ことを語っているんですから。
今までの語りを記録に残しておくんだった…
卒業まで、あと5日!