掃除場所決めでヒヤヒヤ
今日は何故か先生方に色々褒めていただき、自己肯定感が高まりまくりのたらこです。
これが異動直前マジックというものか…‼︎
さて、今日から3月。クラスでは新しい掃除場所を決めました。
初めに少し語った後、全て子ども達にお任せ。子ども達はネームプレートを使って話し合い、5分程でほとんどの子が折り合いをつけて決定していました。ただ1ヶ所だけ中々決まらない。段々とヒートアップしていく会話が聞こえ、内心ヒヤヒヤしながらもグッと我慢して遠くから見守っていました。
A「俺の方がしっかりできる!」
B「私がしっかり掃除する!」
A「お前、サボってたことあるじゃん!」
B「それはお前だろ!」
A「ジャンケンで決めよう!」
B「いや、投票で決めるべき!」
プライドの高いA君とBさん。全く噛み合いません。そして譲る気はありません笑
見兼ねた何人かが間に入り、ファシリテーターを務めてくれました。ファシリテーターが2人の意見を整理して良い方向に持っていこうとしますが、お互い相手の意見を全面否定!話し合いになりません笑
すると2人の意見を聞いていたCさんが一言。
C「2人の言ってることって、心マトリクスだとここの位置だよね?このままだとお互い不幸になるだけだよ?」
A、B「・・・。」
結局、その一言でA君が譲り、掃除場所が決定。お互いに段々と自己中心的な言い合いになっていたことに気がついたようでした。
私はその様子を見ながら感動していました。何度も口を挟もうとしましたが、思い留まって本当によかった。
言い争いを止めたり、事前に防ぐのは簡単ですが、それは教師が楽をするためではないか、子ども達の成長の機会を奪うことになっていないかは常に考えなくてはいけないと思っています。(止めに入ることを否定している訳ではありません。止めなくてはいけない時や場合ももちろんあります笑)
ちなみに「心マトリクス」とは葛原祥太先生が提唱されたものです。簡単に説明すると、自分は今どういう状態なのか、目指すべき姿は何なのかを整理し、考える地図です。
私は4月からクラスに掲示し、事あるごとに心マトリクスを使って子ども達と考えてきました。
掲示するだけ、1度説明するだけで終えず、何度も使うことが大切だと改めて感じました。ただ、子ども達に使う機会を与えることは今まであまりなかったと反省。徹底的に使ってこそ価値に気付き、身に付けていくんですね。
「言い争っている友達の間に入り、ファシリテーションをする姿」「心マトリクスを使って自分の立ち位置を考えさせる姿」「他の人の意見に耳を傾ける姿」…子ども達の様々な成長を見ることができました。
山崎先生に教えていただいたように、子ども達を「信じる」証拠を見つけ、積算していく。その為にまずは子ども達に任せないと証拠を見つけることも出来ない。今日も、もし私が口を挟みパワープレーで解決していたら子ども達の成長は見られなかったのではないか。そんな事を考えさせられた1日でした。
言いたい事がまとまらない、ごちゃごちゃした日記になってしまいました笑
卒業まで、あと14日!