心理的安全性を保つために、言ってはいけない4つのこと
こんばんは。
夏休みも終わりが近づいてきました。そろそろ体も心も仕事モードに切り替えなくてはいけないなぁと思う今日この頃です。
今日はコーチングについて本を読みながら勉強しました。
まだまだ「コーチングを学んでいる」とさえ言えないレベルですが、「コーチング」や「ファシリテーション」という言葉に出会ってから、私の教育観は変わってきました。これからも勉強していきたいと思っています。
勉強していく中で、今日、初めて出会った言葉がありました。
「サイコロジカル・セーフティ」(日本語で「心理的安全性」)という言葉です。
これはGoogleの「プロジェクト・アリストテレス」という、チームの生産性を高めるための研究の中で出てくる言葉です。
プロジェクト・アリストテレスの研究によると、生産性の高いチームには共通する5つの特性があり、その中でも一番重要とされるのが心理的安全性です。
心理的安全性とは、誰もが安心してリスクを冒し、意見を述べ、質問できるような心理、そして環境のことです。
これが大切なことは感覚で分かっていましたが、「チームメンバーの能力」等ではなく「心理的安全性」が生産性を高める為に1番大切という結果には驚きました。
また、「心理的安全性を阻害する4つの不安」というものがあります。
- 無知不安:「そんなことも知らないの?」と思われる不安
- 無能不安:「そんなことも出来ないの?」と思われる不安
- 邪魔不安:「邪魔だなぁ」と思われる不安
- ネガティブ不安:「ネガティブだなぁ」と思われる不安
の4つの不安です。
個人的に物凄く納得しました。私も、グループワーク等でこれらの不安が頭をよぎると発言する気持ちが阻害されます。
ここまで書いてきたことはGoogleの「チームの生産性を高めるために」というものですが、学級にも活かせると思います。
「4つの不安」にあるような言葉は、もちろん子ども達に言ってはいません。ただ、直接言葉では表していなくても、私の態度や間接的な言葉から、これらの不安を受け取られていないかと心配になりました。また、教師が言っていなくても、子ども達同士でこのような会話が当たり前のように行われていたら心理的安全性は保たれないでしょう。
どちらにせよ大切な事は、心理的安全性を保つための環境をつくる努力をし続けていく事です。
それは教師自身が意識していく事であり、それを子ども達に普段から伝えていく事でもあります。
2学期からもう一度、子ども達との関わり方、環境づくりを意識していきたいです。