教師5年目。今年度の取組を振り返る。
今年度ももうすぐ終わりですね。
教師になって5年。来年度は新たな環境。大きな節目です。その節目に、今年度の取組を簡単に振り返っていこうと思います。
①『学び合い』
今年度の中心でした。『』は手法ではなく考え方。『』に出会い、教育観から変わりました。まだまだ始めたばかり。上手くいかないことだらけです。それでも、今までは想像もできなかった子ども達の姿を、たくさん目にすることが出来ました。来年度も実践と振り返りを繰り返していきます。
②クラス会議
これもまだまだ始めたばかり。(始めたとも言えないレベルです)
「クラス会議」の存在は今までも知っていましたが、取り組んではいませんでした。取り組もうともしていなかったのですが、たいち先生と出会い、実践し、素晴らしさを感じました。
来年度はクラス会議に取り組み、自治的集団を目指していこうと思います。
(帰りの会で「今日のヒーロー」という、頑張っていた友達を発表する取組を行なっていましたが、3学期からはクラス会議の「ハッピー サンキュー ナイス」に替えて取り組みました)
今年度、自分の考えが変わり、様々な取組を行おうと思った原点はアドラー心理学に出会ったことなのかなと感じています。今までの「褒めていればいい」という自分の考えが覆されました。『』とクラス会議も、アドラー心理学が根本にあったからこそ惹かれたのでしょう。
アドラー心理学についても勉強し、理解を深めていきます。
④心マトリクス
葛原先生が提唱された心マトリクス。子ども達と何かを考える時の指針となりました。『』やクラス会議とも相性が良いと思うんですよね。少しずつ目の前の子ども達、自分の実践に合わせて改良していこうと思います。
⑤カウンター
あお先生に教えていただいたもの。これを常に持ち歩いています。あお先生は目標を決め、1日に何度褒めたかという事を数えているそうです。(ちなみに、あお先生の回数には遠く及びませんでした…笑)
私は後半は「褒めた回数」から「子どもに感謝を伝えた回数」に変えて取り組みました。
まずは私が子ども達を尊敬する。その為の積算をカウンターで行いました。
やはり「アウトプット前提のインプット」と同じで、カウンターで数えようと意識するだけで変わります。
自分はまだ習慣になってなく、忘れてしまう事がありますが…
⑥振り返りジャーナル
子ども達と教師が繋がる手立て。続ける事で子ども達が少しずつ心を開いてくれている。そんな実感がありました。反省点としては、振り返りジャーナルを書くシステム作りが出来なかったこと。書き忘れる子が出てしまうこともありました。(私自身も多々忘れました)
⑦一筆箋
これは「百利あって一害なし」。
原則、子ども達が下校した後、毎日2人の児童について書きました。子ども達も保護者も「見てくれている」と感じ、嬉しかったようです。(学期末の子どもの感想から)
所属感や自己有用感も高められるのではないでしょうか。また、それをiPadでスキャンし保存しておくことで、所見等を書くときにも役立ちました。
⑧毎朝のペアトーク
「自分の好きな人としか関わらず、他は拒絶する」という雰囲気、関係が見られた1学期。関わりの「量」を増やす為に行いました。
「シャベリカ」を使って毎朝ペアを作り、テーマを提示して話し合いました。とにかく「質」より「量」を重視して取り組み、良い影響がありました。また、「オープンクエスチョンとクローズドクエスチョン」についても説明し、オープンクエスチョンを意識してペアトークを行いました。オープンクエスチョンを、振り返りジャーナルで内容を深めて書く為にも使いました。
繰り返していけばいくほど、子ども達の間にある溝は埋まっていったように感じました。
⑨アイランド型を基本の型に
基本の型を一斉講義型の机配置から、アイランド型に切り替えました。『』を始め、あえて黒板を向く必要がないと感じたからです。ただ、アイランド型で『』を行うと、学び合うグループを教師が指定しているようで、自分の中であまりしっくりきませんでした。途中でまた一斉講義型の机配置に戻してしまいました。来年度、色々試してみようと思います。
⑩毎日のミッションガチャ+ビー玉貯金
1、2学期を中心に取り組みました。前の日に日直がガチャガチャを回し、次の日のミッションを発表します。そして、そのミッション達成に向けて取り組み、達成したらビー玉が増えていくというものです。(ビー玉が溜まったらレク)
人間関係が固定化され、協力して取り組もうという気持ちが見られなかった1学期。少しでも子ども達に、様々な事に一生懸命に取り組んでほしいという願いがあり行いました。
あとは、どう外発的動機を内発的動機に切り替えていこうかなーと思っていましたが、『』を通して学び合う雰囲気が出来上がってくると、このミッションも必要なくなりました。
今思いつく今年度の取組はこんなところです。
上手くいったこと、上手くいかなかったこと、様々ありますが、大切なのは、取組を継続し、「何を行なったか」ではなく「それによって子ども達がどう成長したか」に目を向けることだと思います。少し上手くいかなかったからって途中で放り出さないようにしたいです。
来年度は『』とクラス会議の2つに重点を置いて実践していくつもりです。実践のパッチワークにならないように、常に自分の理念を根本に置いて取り組んでいきます。
眠すぎて、何を書いているのか分からなくなってきました。
文章がおかしいところ、分かりにくいところもあるかと思いますがご了承ください。
では、おやすみなさい。