クリティカルシンキングと心の天秤
今日は校内で研究授業がありました。
指導者の先生からのお話もとても興味深く、大変勉強になったと同時に勉強不足を痛感しました。
昨日のブログにも書いた、society5.0からのSTEAM教育や、協同学習から協同的態度、ファシリテートの話まで広がり、正直ついていくのがやっとでした。
他の先生方に置いていかれないように、むしろ引っ張っていくくらいの気持ちで頑張ろうと思います。
さて、今日は批判的思考についてです。
我が校の研究テーマである「イノベーション力の育成」の一部として、批判的思考(クリティカルシンキング)を育んでいくというものがあるのですが、実は批判的思考について自分自身が苦手意識をもっていました。
『ストレングスファインダー』でも挙がった、私の強みとして「共感性」があります。小さい頃から周りの人の気持ちを考えたり、周りの人の目線に立ったりするのが癖でした。
「あの人の目からは、今、どんな風に見てるんだろう」とその人の中に意識を潜り込ませて、その人が見ている視界を想像したりもしていました。(文章にすると変人ですね笑)
その分「相手の意見を批判する気持ちで聞く」というのに、どうも苦手意識がありました。ただ今日の研究協議を通し、それは「批判的思考」を間違って捉えていたからだという事に気がつきました。
研究協議の中で「批判的思考とは、心の中の天秤を一度フラットに戻して考えること」というお話がありました。
思考は偏りがちです。相手の話に初めから同意してしまったり、逆に否定的になってしまったり。批判的思考は、その傾きを一度フラットに戻し、客観的に「なぜ、そうなのか」「それはつまり、どういう意味を持つのか」などについて考える、より良い考えを導き出す思考なんだそうです。
「あら探しをする」のではなく「一度心の天秤をフラットにもどす」。
視界が開けた気がしました。